レジュメ

 市來津由彦「序説」

江戸儒学の中庸注釈 (東アジア海域叢書)作者: 市來津由彦,田尻祐一郎,前田勉,中村春作出版社/メーカー: 汲古書院発売日: 2012/04メディア: 単行本この商品を含むブログを見るダウンロードリンク→https://drive.google.com/file/d/0BwBz8wjYCv3mMm50bkJmX2lXT…

 田尻祐一郎「徳川思想と『中庸』」

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 中村春作「近世琉球と朱子学」

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 竜温「総斥排仏弁」第21回史料精読―「又、彼排仏ノ徒」(p144)〜最後まで

ダウンロード【訳文】 (排仏を唱える輩が、仏法を誹謗する行いとは、ただちに天子・王侯を誹謗するのと同じような大罪と言うべきである―報告者注)また、このように排仏を唱える輩が、常日頃から、まるで腰刀のように仏法を誹謗するための言葉として、「仏…

 竜温「総斥排仏弁」第20回史料精読―「二、示護法用心トハ」(p142)〜「大罪ト可謂」(p144)まで

ダウンロード二、「護法の用心を示す」とは、およそ仏陀の徒弟たるものは専ら勤めるべきことは護法の一事であるということである。これは未だ仏になる前の仏果を得るために修行をする菩薩の地位にあるものが行う大行であり、我々がまさによるべき『無量寿経…

 竜温「総斥排仏弁」第19回史料精読―「此仏法漸滅ヲ期スルハ」(p141)〜「評破スル処ナリ」(p142)

レジュメダウンロード●内容要約 このように仏法が徐々に滅亡してゆくのを期待していることは、かの平田篤胤も全く同じではあるが、しかし平田が言っていることは、さらに激しい。『俗神道大意』二巻の四七丁右に、「もっとも、今の世の中は仏法が隆盛してい…

 竜温「総斥排仏弁」第18回史料精読―「猶又」(p140)―「云コヽロナリ」(p141)

ダウンロード【訳文】 ※訳文で、訳として不明瞭だと思われる箇所は下線部を引いた。 (田舎の寺院では、博打が流行している所もある。このような行為は慎まなければならない―報告者注)さらにまた、『経済問答秘録』の中では、僧侶や高位の役人たちをひどく…

 竜温「総斥排仏弁」第17回史料精読―「又、十九」(p138)〜「慎ズンバアルベカラズ」(p140)

ダウンロード『経済問答秘録』に対する批判の続き p138後7行目から また、十九巻<三十左>では「住職のいない寺の檀家を遠方の主班寺が管轄することは、民に多くの困難をもたらすものである。だからその寺が三里も離れている場合には、近くの他宗派、…

 竜温「総斥排仏弁」第16回精読―「次ニ経済録」(p137)〜「立セズムバアルベカラズ」(p138)

ダウンロード●現代語訳次に、『経済録』19巻(16丁左)に、「神孫である帝王が、西戎の仏に淫して、我が祖宗をお忘れになるのは、甚だ料簡違いだ」と言っている。儒輩が仏を謗ることは、別にどうなろうともかまわないのが、この『経済録』の中で記していること…

 竜温「総斥排仏弁」第15回精読―「経済問答秘録十七」(p135)〜「挫カズンバアルベカラズ」(p136)

ダウンロード●現代語訳※□は、報告者が訳出に疑問を抱いた箇所を示す。『経済問答秘録』一七巻(二三丁左)に、「豊臣秀吉公が大寺院の寺領を剥奪したことは、おめぐみを残したのではないのか。この質問に答えるなら、かかる豊臣公の所業は、最上の善としなけ…

 竜温「総斥排仏弁」―「サテ、護法資持論ニ」(p133)〜「略シテ弁ズルコト如此」(p135)

ダウンロード【訳文】 さて、森尚謙の『護法資持論』の論は、大変優れたもので、彼はまた儒者でもあるから、『春秋左氏伝』の文章を引用しながら、おおいに徂徠の論を論破している。これは確かに信頼できる議論だと言うべきものであろう。それに関係すること…

 竜温「総斥排仏弁」―「次ニ秘録十七」(p130)〜「徂徠ニ殊ナルナリ」(p133)まで

ダウンロード次に、『経済問答秘録』十七<五丁左>p4l5に「蘇我馬子は厩戸皇子と意を同じくして仏法を我国に引き入れ、信仰していたのであるが、穴穂部皇子を殺し、続いて崇峻天皇を殺した。この時厩戸は摂政の職にありながらこのような大逆を誅罰しなかっ…

 竜温「総斥排仏弁」―「三、別挙此頃排仏家」(p128)〜「合セミルベシ」(p130)

ダウンロード●現代語訳※□は、報告者が訳出に疑問を感じた箇所を指す。三つ目、特に近頃の排仏家を取り上げて論破しようとするうちで、『経済問答秘録』は、平田篤胤のような仏教に対する悪言雑言ではない。これは、今日における国の経世済民に仮託して、論じ…

 竜温「総斥排仏弁」ー「サテ次ニ」(p124)〜「加ヘ置クベキコトナリ」(p126)まで

ダウンロード【訳文】 (※キリスト教と西洋の天文のことは、ここでは論じ尽くすことができないので、概略だけ示して、詳述はしない―報告者注)さて次に、近頃の我国における排仏家たちは、先述したところにも書き連ねた人物や書名は数多いが、中でも今日にお…

 「四、略示摧邪方策」(p124)〜「略シテ弁ゼズ」(p126)まで

ダウンロード※網掛けの部分は、不明の部分で、()内は本文にはないが付け加えたほうがよいと思った部分、【】内は言い換えが可能と思われる部分を指す。1、現代語訳 四に、「略示摧邪方策二。初牃彼計評破、二示護法要心」。「初牃彼計」とは上に総じて列挙…

竜温「総斥排仏弁」―「邪見漸熾盛故トハ」(p123)〜「弁ズル処ナリ」(p124)まで

「三、邪見漸熾盛故トハ」p123-124(今、排仏論の興る理由は次の五つ。?仏法理深広故、?人心失淳朴故、?昆濁(見濁漸熾盛故、?僧徒流弊風故、?局見悪流布故)(三)p123、l4〜 排仏論の興る理由の三点目、仏法に対する邪見がだんだんと盛んになってきたため…

 竜温「総斥排仏弁」―「依テ今」(p121)〜「アルベカラズ」(p123)

ダウンロード●現代語訳 ※□で囲った箇所は、報告者が訳出できなかったところを指す。 今、排仏論が起こってきた理由を私なりに考えてみると、五つの理由があると思われる。一つ目は、仏法の理が深く広いがため。二つ目は、人々の心が淳朴さを失っているがため…

 竜温「総斥排仏弁」ー「三、審論詆排起由」(p119)〜「邪見熾盛ノ相ナリ」まで

ダウンロード【現代語訳】三。詳しく仏教排斥が起きた理由について論じる。我が国の仏法の歴史は既に千年以上にもなり、朝廷だけでなく名もなき人々においても、仏法が広く崇められていることは、実に不可思議な「大因縁」というしかなく、それも一回限りの…

 竜温「総斥排仏弁」―「爾ルニ」(p115)〜「示ス置クコトナリ」(p117)まで

レジュメダウンロード現代語訳 (闇斎の弟子浅見絅斎の後、渋川春海・伊勢貞丈・松下郡高などが現れたが、彼らの説が世に広まった訳でもなく、特に我が仏法の害となったわけではない。) しかしながら、近ごろ世間一般皆が靡き従い流行している説が本居宣長…

 竜温「総斥排仏弁」―「次、近来神道ヲ称フル者」(p114)〜「云ニモ至ラズ」(p117)

レジュメダウンロード※網掛の斜体は、報告者が訳出に疑問を感じた箇所である。●現代語訳次に近年の神道を称揚する者が、仏法を憎んでいることを理解しておかねばならない。まず本朝に仏法が伝来して以来、各代の天皇がこれを崇め信じられていたことは、国史…

 竜温「総斥排仏弁」―「サテ次ニ」(p112)〜「挙ルコト如是」(p114)

レジュメダウンロード【訳文】さて次に、富永仲基・服部天游・中井積善、彼らはもはや排仏の首魁であるようなものだ。とりわけ最も非難さるべきは、富永の『出定後語』二巻、服部の『赤倮々』一巻、ならびに中井の『草茅危言』だ。 まず、この富永という者は…

 竜温「総斥排仏弁」―「先、初メニ」(p110)〜「貝原モ排仏家ナリ」(p112)まで

レジュメダウンロード 【訳文】まず初めに、儒者が仏法を排斥することは、中国では、三武王(※北魏の大武帝・北周の武帝・唐の武帝)・後周の世宗(※テクストでは高宗)、南宋の徽宗・韓欧程朱(※唐の韓愈・宋の欧陽脩・程邕・程頤・朱熹)などがおり、彼ら…

竜温「総斥排仏弁」―「二、別挙近世排仏」(p108)〜「挙テ論ズル」(p110)まで

レジュメダウンロード〈現代語訳〉 二に、とりわけ近年の排仏家を挙げるとは、上に列挙した四つのうちでも、近頃の儒者・神道者の二種類を挙げて論ずるものである。はじめに挙げた地球天文の説に関しては、今ここで詳述することはできない。また、キリスト教…

 竜温「総斥排仏弁」―「謹デ」(p106)〜「欲スルトコロナリ」(p108)まで

以下のリンクからダウンロードできます。【現代語訳】謹んで、同志の諸兄弟に申し上げる。仏法に帰依する者はみな、常日頃より、未来永劫にわたり、仏法を正しく護り伝え(令法久住)、またすべての衆生に対して、仏から授かった安寧と功徳を分け与えようと…

 吉田俊純『寛政期水戸学の研究―翠軒から幽谷へ』

寛政期水戸学の研究―翠軒から幽谷へ作者: 吉田俊純出版社/メーカー: 吉川弘文館発売日: 2010/12メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 12回この商品を含むブログ (3件) を見るレジュメはリンクからダウンロードできます。『大日本史』編纂事業を遂行する過程…

 李基原『徂徠学と朝鮮儒学』

徂徠学と朝鮮儒学―春台から丁若〓まで作者: 李基原出版社/メーカー: ぺりかん社発売日: 2011/04メディア: 単行本 クリック: 16回この商品を含むブログ (6件) を見るレジュメはリンクからダウンロードできます。書評報告:李基原著『徂徠学と朝鮮儒学―春台か…

 宮本誉士『御歌所と国学者』

御歌所と国学者 (久伊豆神社小教院叢書)作者: 宮本誉士出版社/メーカー: 弘文堂発売日: 2010/12メディア: 単行本 クリック: 46回この商品を含むブログ (8件) を見るレジュメはリンクからダウンロードできます。1.本報告の目的本書は、主に「旧派和歌」と呼称…

 【補論】近世稲荷社と荷田春満

レジュメはリンクからダウンロードできます。 1.本報告の目的 荷田春満の「創学校啓」を読む作業から、素朴な疑問として、近世稲荷社の歴史的経緯はどのようなものだったのか、という問題が浮かんできた。荷田春満は、周知のように稲荷社神職の出自をもつ思…

 それ本邦学校を設け施すこと(335頁1行目)〜最後(336頁)まで

レジュメはリンクからダウンロードできます 【現代日本語訳】そもそも日本で学校を設置して施行することは、天智天皇の治世の朝廷に端を発し、文道を重視することは、嵯峨天皇の治世に端を発する。菅江家には分彰院が興った。源、藤原、橘、和気諸氏にもそれ…

 臣少きより(334頁1行目)〜無言の誠有らん(335頁1行目)まで

レジュメはリンクよりダウンロードできます。 〈本文訳〉※斜体は、報告者が上手く訳すことができず、原文のまま記述したもの。私は若い時分より、寝ている時も、食べている時も、異端を排撃することを信念としており、この信念をもって学び、思っており、古…