2012-01-01から1年間の記事一覧

 竜温「総斥排仏弁」―「三、別挙此頃排仏家」(p128)〜「合セミルベシ」(p130)

ダウンロード●現代語訳※□は、報告者が訳出に疑問を感じた箇所を指す。三つ目、特に近頃の排仏家を取り上げて論破しようとするうちで、『経済問答秘録』は、平田篤胤のような仏教に対する悪言雑言ではない。これは、今日における国の経世済民に仮託して、論じ…

 竜温「総斥排仏弁」第12回史料精読討論要旨

今回の輪読箇所は、正司考祺の『経済問答秘録』批判がなされていたが、それと関連して、近世前期の排仏論でも経世論の文脈から仏教批判がなされているが、近世後期における経世論に対する仏教界側の危機感として、諸藩による宗教政策として、浄土真宗の弾圧…

 次回読書会のお知らせ

次回の読書会が近づきましたのでご連絡致します。 日時:12月19日(水) 14:00〜報告:竜温「総斥排仏弁」第12回輪読担当範囲:「三、別挙此頃排仏家評破スル中」(p128)〜「合セミルベシ」(p130)まで報告:松川 です。よろしくお願いします。

 次回読書会の日程につきまして

次回の読書会についてご連絡致します。 日時:12月19日(水) 14:00〜報告:竜温「総斥排仏弁」第12回輪読担当範囲:「三、別挙此頃排仏家評破スル中」(p128)〜「合セミルベシ」(p130)まで報告:松川 です。よろしくお願いします。

 竜温「総斥排仏弁」ー「サテ次ニ」(p124)〜「加ヘ置クベキコトナリ」(p126)まで

ダウンロード【訳文】 (※キリスト教と西洋の天文のことは、ここでは論じ尽くすことができないので、概略だけ示して、詳述はしない―報告者注)さて次に、近頃の我国における排仏家たちは、先述したところにも書き連ねた人物や書名は数多いが、中でも今日にお…

 竜温「総斥排仏弁」第11回精読

今回は、訳文を検討したうえで、担当箇所でも平田国学の「行動主義」的な側面について言及されていたので、若干の考察をくわえたものだった。また、質疑応答では、主に訳文について質問がなされ、「神国」という表現の妥当性についても討議がなされた。

 次回の読書会のお知らせ

次回の読書会が近づいてきましたので、改めてお知らせします。 日時:11月21日(水) 14:00〜報告:竜温「総斥排仏弁」第11回精読担当範囲:「サテ次ニ」(p126)〜「加へ置クベキナリ」(p128)報告:岩根集合場所:立命館大学衣笠図書館前 です。よろしく…

 「四、略示摧邪方策」(p124)〜「略シテ弁ゼズ」(p126)まで

ダウンロード※網掛けの部分は、不明の部分で、()内は本文にはないが付け加えたほうがよいと思った部分、【】内は言い換えが可能と思われる部分を指す。1、現代語訳 四に、「略示摧邪方策二。初牃彼計評破、二示護法要心」。「初牃彼計」とは上に総じて列挙…

 次回の読書会の日時につきまして

読書会の日程をお知らせします。 日時:11月21日(水) 14:00〜報告:竜温「総斥排仏弁」第11回精読担当範囲:「サテ次ニ」(p126)〜「加へ置クベキナリ」(p128)報告:岩根 です

 竜温「総斥排仏弁」第十回史料精読討論要旨

参加者は三名。今回の箇所は、キリスト教批判と西洋の天文学について批判した箇所であった。まず訳文の検討を行い、精読範囲で言及されている森尚謙や円通について質問がなされた。また、キリスト教関係の書物流通は、表向きは「禁書」だが、様々なルートか…

 次回読書会のご連絡

次回の読書会の日時が近づいてきましたので、改めてお知らせします。 日時:10月24日(水) 14:00〜報告:竜温「総斥排仏弁」第10回史料精読担当範囲:「四、略示摧邪方策」(p124)〜「略シテ弁ゼズ」(p126)まで報告者:坂元 です。よろしくお願いします。

 次回読書会の日程が決まりました

次回の読書会の日程が決まりましたので、お知らせします。 日時:10月24日(水) 14:00〜報告:竜温「総斥排仏弁」第10回史料精読担当範囲:「四、略示摧邪方策」(p124)〜「略シテ弁ゼズ」(p126)まで報告者:坂元 です。よろしくお願いします。

竜温「総斥排仏弁」―「邪見漸熾盛故トハ」(p123)〜「弁ズル処ナリ」(p124)まで

「三、邪見漸熾盛故トハ」p123-124(今、排仏論の興る理由は次の五つ。?仏法理深広故、?人心失淳朴故、?昆濁(見濁漸熾盛故、?僧徒流弊風故、?局見悪流布故)(三)p123、l4〜 排仏論の興る理由の三点目、仏法に対する邪見がだんだんと盛んになってきたため…

 竜温「総斥排仏弁」第八回史料精読

今回の報告では訳文と論点を提示したうえで、幕末期における東本願寺教団が、「王法為本」思想に基づき、仏法を語っていること、あるいは親鸞の教義で、我々が良く知っているような「自然法爾」という用語が確認されており、そこから派生して、東本願寺の教…

 次回読書会のご連絡

次回の読書会が近づいてきましたので、改めてお知らせします。 日時:9月12日(水) 14:00〜報告:竜温「総斥排仏弁」第九回史料精読担当範囲:「邪見漸熾盛故トハ」(p123)〜「弁ズル処ナリ」(p124)報告者:石黒 よろしくお願い致します。

 次回読書会のご連絡

次回の読書会が近づいてきましたので、お知らせします。 日時:9月12日(水) 14:00〜報告:竜温「総斥排仏弁」第九回史料精読担当範囲:「邪見漸熾盛故トハ」(p123)〜「弁ズル処ナリ」(p124)報告者:石黒 よろしくお願い致します。

 竜温「総斥排仏弁」―「依テ今」(p121)〜「アルベカラズ」(p123)

ダウンロード●現代語訳 ※□で囲った箇所は、報告者が訳出できなかったところを指す。 今、排仏論が起こってきた理由を私なりに考えてみると、五つの理由があると思われる。一つ目は、仏法の理が深く広いがため。二つ目は、人々の心が淳朴さを失っているがため…

 竜温「総斥排仏弁」第八回史料精読討論要旨

今回の報告では、主に訳文についての解釈について、討論がなされた。また、仏教用語に対する解釈も背景となる基礎的な知識についての必要性も再確認した。討論では、竜温のテクストで、あまり親鸞の教義がさほど重要視されてないのはなぜか。さらには、「上…

 次回読書会の日時のご連絡

次回の読書会につきまして、日程が近づいてきましたので、改めてお知らせします。 日時:8月22日(水) 14:00〜 集合場所:立命館大学衣笠図書館前 報告:竜温「総斥排仏弁」史料精読第八回 担当範囲:「依テ今」(p121)〜「アルベカラズ」(p123)まで 報…

 次回の読書会について

次回の読書会につきまして、お知らせします。 日時:8月22日(水) 14:00〜 集合場所:立命館大学衣笠図書館前 報告:竜温「総斥排仏弁」史料精読第八回 担当範囲:「依テ今」(p121)〜「アルベカラズ」(p123)まで 報告者:松川 です。よろしくお願いしま…

 竜温「総斥排仏弁」ー「三、審論詆排起由」(p119)〜「邪見熾盛ノ相ナリ」まで

ダウンロード【現代語訳】三。詳しく仏教排斥が起きた理由について論じる。我が国の仏法の歴史は既に千年以上にもなり、朝廷だけでなく名もなき人々においても、仏法が広く崇められていることは、実に不可思議な「大因縁」というしかなく、それも一回限りの…

 竜温「総斥排仏弁」史料精読第七回討論要旨

参加者は四名。報告では、訳文を示したうえで、東本願寺における子弟育成機関であった、高倉学寮について、考察を行った。質疑では、テクストの表現として出てくる「神国」や「国王」などの解釈の妥当性について質問がなされた。報告者は、「意訳」をしない…

 次回読書会のお知らせ

日時が近づいてきましたので、次回読書会の日程のご連絡を致します。 日時:7月18日(水) 14:00〜集合場所:立命館大学衣笠図書館前報告:竜温「総斥排仏弁」史料精読第七回担当範囲:「三、審論詆排起由」(p119)〜「邪見熾盛ノ相ナリ」(p121)まで報告…

 次回読書会の日程に関するご連絡

次回読書会の日程のご連絡を致します。 日時:7月18日(水) 14:00〜集合場所:立命館大学衣笠図書館前報告:竜温「総斥排仏弁」史料精読第七回担当範囲:「三、審論詆排起由」(p119)〜「邪見熾盛ノ相ナリ」(p121)まで報告者:岩根 です。よろしくお願い…

 竜温「総斥排仏弁」―「爾ルニ」(p115)〜「示ス置クコトナリ」(p117)まで

レジュメダウンロード現代語訳 (闇斎の弟子浅見絅斎の後、渋川春海・伊勢貞丈・松下郡高などが現れたが、彼らの説が世に広まった訳でもなく、特に我が仏法の害となったわけではない。) しかしながら、近ごろ世間一般皆が靡き従い流行している説が本居宣長…

 竜温「総斥排仏弁」第六回史料精読討論要旨

参加者は四名。今回の報告は、まず訳文を検討したうえで、竜温における歴史認識について焦点をあてて、考察した。討論においては、「安心」をめぐる解釈の検討がなされ、注釈において「宗教的な心の落ち着き」という解釈では、文脈が通らないので、「思想的…

 次回読書会のお知らせ

読書会が近づいてきましたので、お知らせします。次回の読書会の日程についてお知らせします。 日時:6月20日(水) 14:00〜 場所:立命館大学啓明館日本史共同研究室(予定) 報告:竜温「総斥排仏弁」史料精読第六回 担当範囲:「爾ルニ」(p117)〜「示シ…

 次回読書会の日程について

次回の読書会の日程についてお知らせします。 日時:6月20日(水) 14:00〜 場所:立命館大学啓明館日本史共同研究室(予定) 報告:竜温「総斥排仏弁」史料精読第六回 担当範囲:「爾ルニ」(p117)〜「示シ置クコトナリ」(p119) 報告者:石黒 です。よろ…

 竜温「総斥排仏弁」―「次、近来神道ヲ称フル者」(p114)〜「云ニモ至ラズ」(p117)

レジュメダウンロード※網掛の斜体は、報告者が訳出に疑問を感じた箇所である。●現代語訳次に近年の神道を称揚する者が、仏法を憎んでいることを理解しておかねばならない。まず本朝に仏法が伝来して以来、各代の天皇がこれを崇め信じられていたことは、国史…

 竜温「総斥排仏弁」史料精読第五回

参加者は四名。まず、報告者による訳文についての検討が行われた。訳文で解釈が難しい箇所についての訳や、「名賢」という訳語を天皇に限定することの是非などがまず討論された。さらには近世の神道家たちの古事記の位置づけが、いかなるものだったのか、と…