2011-01-01から1年間の記事一覧

 荷田春満「創学校啓」(p332「犬馬の年」〜p334「今の人偽造是多し」まで)

レジュメはリンクをクリックすればダウンロードできます。【意訳】 私の年齢は、まだ六十にも達しておりません。だからといってなぜ、私が今日では美しかったものが、時を経ると醜くなることさえ知らないなどといえるでしょうか。また後進の有能で知識のある…

 荷田春満「創学校啓」史料精読(第二回)

参加者は三名(岩根・松川・田中)。今回の報告では引き続き史料を意訳し、加えて論点の提示と分析を行った。意訳の部分の指摘については、とりわけ荷田春満が批判する「神道家」とは具体的にどのような人々を指しているのか、という質問が出た。報告者の私…

 日時変更のお知らせ

次回の読書会は、7月22日(金)13:00〜14:30までの予定です。諸般の都合で、時間が限られていることもあり、史料精読と担当箇所で私が気づいた論点を提示する簡単なものにしました。調べなければならない課題は次回の読書会の時に改めて行おうかと考えていま…

 近世国学の展開と荷田春満の史料的研究

リンクはここををクリックすればサイトに飛びます。サーフィンをしていたら、見つけました。『新編荷田春満全集』が國學院大學が総力を挙げて刊行事業として進んでおり、全巻出たことは知っていたのですが、私の大学図書館には検索してもありませんでした。…

 「写経」ちうです

古文を現代語訳にするのは、大変骨が折れる作業です。反語というのがありますが、政治家さんくらいしか現代では使いません。「私が事実に反することを言ったというのであれば、見方や立場にもよるがそれ自体はあながち嘘とは言えない。(はいそうです、私は…

 第二回目の日程に関しまして

メンバーの皆さんと相談して、二回目の日程が決まりましたので、お知らせします。第二回目の日程は、7月22日(金)2時半〜4時です。報告は前回と引き続き、荷田春満「創学校啓」を精読します。報告範囲ですが、荷田春満「創学校啓」、p332の2行目(犬馬の年…

 今後の日程に関しまして

いま日程のスケジュールについて伺っています。今度の日程に関してですが、7月22日(金)2時半〜4時で調整しています。メンバーの方には、フォームでスリムクラブみたいに(→イイヨ!or間違っていたらすみませんがあなた私と生活していましたよね?)のどち…

 二回目の日程を調整中です

ご無沙汰して申し訳ありません。活動を忘れていたわけではございません。いまスケジュール調整をしています。決まり次第、改めてご連絡いたします。岩根卓史拝

 コメント欄につきまして

本ブログはゲストでも書き込めるようにしました。また、「管理人の承認後コメントを公開」を解除しました。コメント欄につきましては、何度も申し上げますように、節度と誠意のあるコメントをしていただけるように、この場を借りてお願いする次第です。今後…

 メンバーの田中くんより

田中くんのブログで、本研究会の感想が記事になっていましたので、お知らせします。http://d.hatena.ne.jp/shunsuke_tanaka/20110519/1305815345しかし、史料読解に関しての指摘は考えないといけませんね。でも現代日本語訳にするとそうせざる得なかったんで…

 今後の日程を調整中です

参加者の方々が、就活や教育実習で忙しいので、今後の日程を調整中です。改めて連絡します。

 荷田春満「創学校啓」(p330〜p332「千里ならん」まで)

レジュメはリンクからダウンロードできます。【意訳】 謹んで、大いなる慈悲をいただき、和学のための学校を創設することを請う啓。 荷田東麻呂誠慎誠恐頓首頓首。謹んで申し上げます。伏して、よくよく考えれば、東照神君となられた徳川家康公は、三河国よ…

 レジュメのテキスト化に関しまして

ブログ上では、長文や書式などの関係もあり、改行や段落が上手く改行されておらず、反映しきれていない箇所があり、見苦しいところがございますが、学術的な基本的な作法もありますので、出来る限り、レジュメを読みたい方は、レジュメをダウンロードしてい…

 荷田春満「創学校啓」史料精読(第1回)

参加者は二名。(岩根・田中)報告者が担当範囲を意訳し、加えて考察を行った。考察では、荷田春満の略年譜と史料をめぐる真贋についての研究を紹介したうえで、荷田春満は『万葉集』を〈教誡〉を示したテクストと捉えていたことを考察した。このように和歌…

 明日の日時です

明日の読書会ですが、立命館大学学而館にて、14:00から開始します。今回の参加者は二人の予定ですが、こんなゆるふわな感じでやっていきます。また、今後参加を希望する方がいれば、ウェルカムですので、ご連絡下さい。アドレス:takashi.iwane@gmail.comで…

 史料精読のレジュメをアップロードします

追い込まれるのが極度に嫌いな私は、明後日に行う読書会のレジュメをアップロードします。【史料精読】荷田春満「創学校啓」(p330-p332「千里ならん」)まで報告者は岩根です。参加者は二人(予定)ですが、質疑応答などの内容は改めて報告いたします。日程の…

 書評報告の課題本が決まりました。

岩根は以下の本をとりあげます。御歌所と国学者 (久伊豆神社小教院叢書)作者: 宮本誉士出版社/メーカー: 弘文堂発売日: 2010/12メディア: 単行本 クリック: 46回この商品を含むブログ (8件) を見るリンクより読めます。田中は以下の本です。寛政期水戸学の研…

 精読史料の報告範囲を修正いたしました

今日、荷田春満の「創学校啓」の現代語訳をしていて気付いたのですが、上手く切れるところを私なりに探して四回に分けました。修正版は以下のようになります。1回目 p330-p332の二行目「〜千里ならん」まで。2回目 p332の二行目(犬馬の年、未だ六十に満…

 調べ物まで大学へ

ゴールデンウィークに出かけたら、案の定人だかり。そして今日は黄砂がひどくて、疲弊しながら帰宅しました。

 報告準備でゴールデンウィークないですね

荷田春満の「創学校啓」ですが、そもそも書誌学なことを色々抑えていないと、テクストの取り扱いが難しいなと、昨日色々調べ物をしていて感じました。ゴールデンウィークは、古文や紙の束に悪戦苦闘しそうです。

 まだ先とはいえ

ゴールデンウィークでは、ほぼ缶詰状態になることがわかりきっていたので、調査をするために大学へ行こうと思ったのですが、京都駅についた途端に具合が悪くなり、家へ引き返した昨日でした。別件バウアーが今週あるので、体調と合わせながら、やっていきた…

 書評報告の課題図書を相談中です。

メンバーは三人という人数ではありますが、いま書評の課題図書について相談しています。私の課題図書はお伝えしましたので、前期水戸学を研究テーマにしているTくんから連絡が来ましたので、お知らせします。寛政期水戸学の研究―翠軒から幽谷へ作者: 吉田俊…

 報告準備を進行しています。

ゴールデンウィーク前には論文や文献収集を終わらせて、史料を読み込みたいと思っています。人文学では基礎的なことではありますが、史料を現代語訳にする。声を出して読んでみる。あと、調べてもわからないこともあるので、わからなかったら、わからなかっ…

 書評報告をする研究書を選定中です。

史料精読が終わったら持ち回り制で、互いが関心のある研究書を報告します。いまメンバーの方と連絡を取り合っている最中です。ちなみに岩根は、自らの研究についても益することがあるので、以下の本を取り上げたいと考えています。御歌所と国学者 (久伊豆神…

 初回の日程きまりました

色々と調整した結果、日程が決まりました。5月17日(火)14:00〜 です。初回は岩根が「創学校啓」(p330-p331)を「精読」します。区切っていけば、次のようになります。一回目 p330-p331二回目 p332-p333三回目 p334-p335四回目 p336-p337という具合です。…

 日程を調整中です。

メンバーの皆様は高学歴プアな私以外は、ちゃんとした人ばかりなので、教育実習や報告やらで忙殺されていて、日程を調整しています。しばらくはかかりそうです。ちなみに連絡事項を伝えるだけでは面白くないので、「江戸思想系ラジオ」というネタを自分で作…

 課題として挙げられること

とりあえず、いまのところは大学の有志で結成された本読書会ですが、課題もあると思います。まずは、他大学で研究している若手研究者・大学院生・学部生との繋がりをどう開拓していくか。また、近世思想史に関心を抱く方ユーザーもおられます。ブログをやっ…

 江戸思想研究ネットワークが目指しているもの

このような読書会を開設したことには、私を含めてメンバーが考えることがあるからです。まず、日本思想史を研究している若手の研究者や院生でも、近世思想史を研究テーマとしている人が、一時期に比べ、減ってきたこと。興味をもってくれる学生は、ほとんど…

 テクストが決まりました

輪読するテクストが決まりました。テクストは荷田春満「創学校啓」(『近世神道論・前期国学』(日本思想大系)所収)です。短いものですが、色々と考えることができそうです。初動の調べ物や別件の諸々の事情で、初回は大型連休明けになるかなと思います。…

 今後の活動予定

いまテクストの選定をメンバーの方々から募っているところです。メンバーは、みんな近世思想史を研究している方々ですが、やっぱり自分が研究している以外のテクストって読まないですし、わかんないことがたくさんあります。なので、自分たちの研究テーマ以…