江戸思想研究ネットワークが目指しているもの

このような読書会を開設したことには、私を含めてメンバーが考えることがあるからです。

まず、日本思想史を研究している若手の研究者や院生でも、近世思想史を研究テーマとしている人が、一時期に比べ、減ってきたこと。

興味をもってくれる学生は、ほとんどいません。

若手研究者や院生が、専門分野のことで「発言できる場」は限られています。

そのためには、史料の精読や研究書の書評会を重ね、オープンな形で成果を公表することは、今後の人文学にとって、非常に大事なことだと思うので、この読書会を開設しました。

また、最終的にはメンバーの皆様が、論文や書評を学術的成果を「業績」として挙げられるような「目に見える形」を何らかの方法で公表できる場を将来的には作りたいと思っています。

まだまだ「見切り発車」な部分はありますが、今後の方向性などは色々話あって決めていきたいと考えています。

今後ともどうぞよろしくお願い致します。