「写経」ちうです

古文を現代語訳にするのは、大変骨が折れる作業です。

反語というのがありますが、政治家さんくらいしか現代では使いません。

「私が事実に反することを言ったというのであれば、見方や立場にもよるがそれ自体はあながち嘘とは言えない。(はいそうです、私は事実とは違う嘘をつきました)」という類です。

反語は、反対語や対義語ではありません。自分の言いたいことを強調するために使う場合が多いので、肯定の意味になります。

で、私も現代語訳にする際には細心の注意は払っていても、意味を間違えたり、現代文として通るような解釈を「意訳」するようには心がけています。

「お勉強」のために、学部生の頃から使い古されたものですが、古語の辞書を持っています。当たり前ですが。

岩波 古語辞典 補訂版

岩波 古語辞典 補訂版

反語ばかり出てくるので、「豈に」の項目を調べていたのですが、但し書きに「朝鮮語の打消しの副詞ani(아니)が語源であろう」という説が…。

それが本当なのかどうかを見極める「リテラシー力」は身につけたいと思った昨夜でした。