竜温「総斥排仏弁」第19回史料精読討論要旨

今回の報告は、竜温における平田国学をめぐる評価に関する箇所であった。質疑では、まず訳文を検討したうえで、竜温のように平田国学キリスト教を同一視するような見方は、当時の知識人の中でも共有されたものであったのか、という質問が出された。また、江戸時代における寺檀制度に関する質問もあった。また、幕末期のキリスト教に関する知識は、どれほど受容されたものであったのか、という疑問も提出された。

文責:岩根