浅見絅斎述・若林強斎録『中庸師説』(小浜市立図書館所蔵本)輪読第一回

今回は未刊行の史料を読むという趣旨で、参加者の構成などを考慮し、浅見絅斎述・若林強斎録『中庸師説』(小浜市立図書館所蔵本。1693年頃成立)の序文の部分を、三人の担当者がそれぞれ書き起こしたレジュメを読み合わせる形で、輪読を行った。初めての作業ということもあり、細かい語句や合字、句読点など、基礎的な部分を報告を行うための凡例について、意見交換がなされた。また、読書会の頻度についても、参加者の都合にもよるが、二週間に一度くらいのペースで会合ができれば、ということも議題にあがった。初回ということもあり、各自手探りの状態の中で、輪読が行われたが、有意義な時間であったことは確かである。また、今回の輪読史料は学術誌に、翻刻を掲載することを目標としているため、各自報告したレジュメについては、本ブログには掲載しないことも参加者同士で意思確認された。引き続き、活動記録については、本ブログにて随時お知らせしたいと考えている。